メールで相談していた国立病院機構大阪医療センターより返事を頂いた。
・・・・・・当院では、成人病センターでは切除不能と言われて、同様の治療をされて、腫瘍は小さくならなくとも手術のご希望でご紹介頂き、切除させて頂いた患者さんは何人もおりますので・・・・・・FOLFIRINOXやアブラキサンはまだ難しいですが、FOLFOXやFOLFIRIの治療やそれに準じる治療を行う事は例外的ではありますが可能です。・・・・・
現況報告
放射線は2月20日(水)で終了。副作用として、腹痛、歩いた振動だけで痛みで立ち止まってしまう。後、免疫が非常に落ちてしまい現在抗癌剤中止。本人、治療が出来ないので相当落ち込んでいる。
調べ物
FOLFIRINOX=FOLFIRI+FOLFOX
オキサリプラチン、イリノテカン、5-FU、レボホリナート、4種類の薬剤を同時に使う治療。
主役のオキサリプラチンとイリノテカンを同時に注入。
FOLFOX
オキサリプラチン、5-FU、レボホリナート
FORFIRI
イリノテカン、5-FU、レボホリナート
オキサリプラチン(プラチナ製剤)商品名エルプラット(ヤクルト)
エルプラットの副作用で最も問題になるのは末梢神経。現れる症状は、急性と慢性の2つ。急性の症状は、冷たいものを触ったり、飲んだりしたときに、ピリッとした痛みやしびれを感じる。この症状は、あまり問題にはならない。
もう1つは、薬の投与を続けていくうちに現れてくる症状で、手足のしびれを感じるようになる。この症状が進行すると、衣類のボタンをとめられなくなる、歩行が困難になるなど、機能障害によって日常生活に支障をきたすこともある。こうした事態になる前に、エルプラットの減量や、状態によっては休薬を考える必要がある。その他では、5-FU+ロイコボリンの併用に比べて、エルプラットが加わることで、血液毒性が現れやすくなる。
5-FU(一般名フルオロウラシル)
注射剤や経口剤などの投与による一般的な副作用として、食欲不振や下痢、悪心・嘔吐などの消化器症状や全身倦怠感などが比較的多く起こる。また、出血性腸炎などの重い腸炎や激しい下痢とそれに伴う脱水症状などの重篤な副作用が起こる可能性もあり、注意が必要です。
また、TS-1と他の5-FU系の抗がん剤の併用は、5-FUの血中濃度を高め、重い副作用を引き起こす恐れがあるため、禁忌とされており、5-FU系の薬剤からTS-1(もしくはその逆)に変更する場合も、投与中止後、最低7日間は間隔を空ける必要があります。
アイソボリン(レボホリナート)
アイソボリンは抗がん剤の効果を高める目的で使う。アイソボリン自体には抗がん作用はない。5-FU(フルオロウラシル)と併用することで、5-FUの抗腫瘍効果を高める。大腸がんの標準的なレジメのFOLFOXやFOLFILIの構成薬剤。(FOL=フォリン酸=アイソボリン)単独で使用されることはないので、副作用はフルオロウラシル併用療法時のもの。最もよくみられるのは、下痢や吐き気、嘔吐、食欲不振、口内炎といった消化器症状。骨髄抑制の頻度も高くなっている。一般的な副作用としては、前出の消化器症状のほか、脱毛や色素沈着、発熱などが、比較的多い。